にいがた自然ペットクリニック

日々院長が思っていることなどを伝えます

フィラリア症になってしまった!

どうも!たくや院長です!

 

先日、フィラリア症を患ったワンコが来院されました。

そのコは頑張っている。飼い主さん達は何とかしてあげたい気持ち。

十分伝わります。

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どんな経過だったのか。

セカンドオピニオンで来院。

電話では肝臓が悪い、腹水が貯まっている、肝臓の薬を飲んでいる、

腹水があるから利尿剤を飲んでいる。という内容。

 

この話では、肝硬変になるくらい肝臓がわるくなって、低アルブミン血症になり

腹水が貯まっているのかと思います。

 

来院されてみて、、、、違った。

しっかり話をきいてみると、フィラリア症で2年の薬を皮膚につけているとのこと。

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12月の血液検査結果表をみると、低アルブミン症、肝臓の数値は落ち着いていて、

気になったのは腎臓の数値。腎不全まで進行していた。ワンコはかなり削痩してしている。消耗して、悪液質が増えているのだろうという印象。

 

まず、えっ!?と思ったのがフィラリア症の治療。

私の考えと違うのでびっくりした。

 

勤務医時代、循環器の先生の治療をみていたし、その先生に指導してもらいながら治療にあたっていました。その治療法と異なるのでびっくりしたわけです。

簡単にいうと、12か月間、月1回フィラリアの薬を飲んでもらう。そうすることで、心臓に寄生したフィラリアを弱らせて、死に追いやる治療。

他に、一気に心臓内のフィラリアを死滅させる薬

もありますが、体への負担が大きすぎるので、そんな薬は使ってはいなかった。

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そのコは『予防』する期間、地域によって違いますが、6~7か月間、月1回飲ませて

終了だった。飲ませてない期間がある。これでは治療の効果はどうなんでしょう?

わかりません。

 

フィラリア症の予防薬はいろいろで、それぞれ成分が違います。

どのくすりもフィラリア症予防としては有効です。

その中で、フィラリア症の『治療』としたら、皮膚に垂らすタイプではなくて

飲ませるタイプを使ってきている。

皮膚に垂らすタイプで予防には効果あるけど、治療としたらどうなんでしょう。

 

犬でBUN、CREが少しでも数値が上がると、途端に食欲廃絶になるということを経験していますね。

 

腎不全が判明したら、入院して点滴という流れになる、一般の動物病院であれば。

 

ここは入院施設がない。

静脈点滴はできないが、皮下点滴は可能。

循環を良くするために実施する。

 

ワンちゃんは大型犬ですが、非常に憶病。他のワンちゃんの声にビビるそう。

入院は精神的に辛いよね。

 

クリニックではどう判断したのか?

まず、根本はフィラリア症でしょう。そこから肝臓や腎臓の影響、腹水が溜まる症状につながっている。また、フィラリアのせいで心臓病にもなってしまった。

肝臓も悪いが、心臓も悪いので、その影響で腹水が貯まったとも考えられる。

 

フィラリアの薬飲みましょう。私の考えにしてもらい月一回。

水変更。食べるものを与えて。とりあえず食べないと始まらない。

皮下補液。

 

肝臓は?肝臓よりも腎臓優先。

 

頑張っています。

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クリニックでは腎臓の数値や血糖値、貧血の値、が見れるようになったんです!

肝臓の数値は外注しないとわかりませんが。

今回のこの症例に役立ってもらってよかった。

リアルタイムで結果がみれるのは、飼い主さんにとってもいいですね。

 

もちろんフィラリアの検査可能です。

 

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